33歳会社員のゲイ掲示板経験談

ゲイ掲示板で知り合った人と、新宿2丁目のスナックで待ち合わせをしていた。
これから、僕はついにゲイの道へと足を踏み入れてしまうのだ。
僕が自分自身に疑惑を感じたのは5年ほど前からだった。
それまでは人並みに会社に就職し、結婚もしたのだが、妻とセックスをしたいと思わなくなってしまったのだ。
それよりも、テレビに登場する筋肉系の俳優に魅かれていくことに気付いた。
最初は同性としての憧れのようなものだと思っていたが、ある日気付くと自分の股間が盛り上がっていることを見つけてしまった。
ああ、おれは興奮していたんだなとこのとき改めて気付かされ、それがきっかけでゲイへの道を調べることになった。
それでみつけたのがゲイ掲示板だった。
ゲイについてはゲイに聞くのが一番早い、そう思っておれ自身の悩みについてゲイ掲示板に投稿したのだった。
それに対してたくさんの励ましや相談に乗るレスがきたのだが、一番親身に相談に乗ってくれたのが、今日待ち合わせしているキョウちゃん(通称)だ。
彼は、僕の悩みを 「わかる、わかる。
自分もそうだったから」 と聞いてくれた。
「実はね、僕がゲイであることに気付いたのは8年前なんだけど、カミングアウトしたのは1年前。
それまで苦しかったわ」 と、一番おれの気持ちをわかってくれそうだった。
おれは彼に会って、実際に何がきっかけで認められるようになったのか、カミングアウトしてどうだったのか、色々と聞きたくて仕方なかった。

愛憎の日々