32歳会社員のゲイの出会い経験談

テレビを観ていたりするとゲイである事をカミングアウトしている人は少なくない。
でも現実社会ではまだまだ壁は高く、自分がゲイだと言い出せる環境はないように思う。
少なくとも自分の周りではそうだし、だからゲイだという事をどうしても隠してしまう。
家に帰るとPCに向かい、ゲイと出会えるサイトを見てメールを送ってみるのが日課になっている。
私と同じようにカミングアウトできずさまよっている奴らのたまり場なのだ。

その中で最近出会った奴がいる。今までメールした事がない真面目な感じで、
私にはとても新鮮に思えるのだ。メールを読むと面白く、ついメールの返事を急いでしまう。
今までこういうサイトでメールして会えたという経験がない。
ゲイの出会いはなかなか難しいし、約束をしてもすっぽかされたりなのだ。
今回はどうだろう、もうメールして1カ月経っている。
焦ってまた駄目になったらと思うと、なかなか会おうという言葉をメールに書けずにいた。
すると向こうから「一緒に飲みに行きませんか」という誘いのメールが届いた。
勿論OKなのだが、待ってましたとばかりに返事を書くのは躊躇われ少し時間を置いてから返信した。

待ち合わせの居酒屋の前に行くと黒いシャツに黒いジーンズ、短髪にメガネの男が立っていた。
私は会社帰りだからスーツだったが、彼は私を見てすぐにわかったようで近づいてきた。
「メールのイメージと同じですね」彼がにっこり笑って言った。
彼も私の抱いていたイメージ通りだった。ゲイだとすぐわかる。
居酒屋でチューハイを飲みながら話をする。彼も出会いのなさを訴えてきた。
彼はSEをやっているとの事だった。出会いがないと言う割には話を聞いていると
私よりも年下の筈なのに経験豊富なようだった。
でも嫌みな感じはないし柔らかい話し方で、こうして話していてもやはり楽しい。
居酒屋を出て彼の住むマンションへ行き、そこでもワインをかなり飲んでしまった。

今、私は彼と一緒に住むようになった。彼のマンションに私がころがりこんだ形だ。
もう出会いサイトを利用する事もないだろう、彼とつきあっている間だけは。

33歳会社員のゲイ掲示板経験談

ゲイ掲示板で知り合った人と、新宿2丁目のスナックで待ち合わせをしていた。
これから、僕はついにゲイの道へと足を踏み入れてしまうのだ。
僕が自分自身に疑惑を感じたのは5年ほど前からだった。
それまでは人並みに会社に就職し、結婚もしたのだが、妻とセックスをしたいと思わなくなってしまったのだ。
それよりも、テレビに登場する筋肉系の俳優に魅かれていくことに気付いた。
最初は同性としての憧れのようなものだと思っていたが、ある日気付くと自分の股間が盛り上がっていることを見つけてしまった。
ああ、おれは興奮していたんだなとこのとき改めて気付かされ、それがきっかけでゲイへの道を調べることになった。
それでみつけたのがゲイ掲示板だった。
ゲイについてはゲイに聞くのが一番早い、そう思っておれ自身の悩みについてゲイ掲示板に投稿したのだった。
それに対してたくさんの励ましや相談に乗るレスがきたのだが、一番親身に相談に乗ってくれたのが、今日待ち合わせしているキョウちゃん(通称)だ。
彼は、僕の悩みを 「わかる、わかる。
自分もそうだったから」 と聞いてくれた。
「実はね、僕がゲイであることに気付いたのは8年前なんだけど、カミングアウトしたのは1年前。
それまで苦しかったわ」 と、一番おれの気持ちをわかってくれそうだった。
おれは彼に会って、実際に何がきっかけで認められるようになったのか、カミングアウトしてどうだったのか、色々と聞きたくて仕方なかった。